挑戦!! 中国産ウォールアイ (前編)
VS ウォールアイ (ザンダー)青島からバスに揺られること約4時間
到着した先は中国山東省威海市
港と海産物で有名な山東省の海の街です
今回のターゲットはなんと、「ウォールアイ」(英文名:walleye)です
日本には生息しないためなじみがないのですが、
実はこの魚、アメリカ中部ではブラックバス以上に人気のあるゲームフィッシュです
ヨーロッパでは「ザンダー」と呼ばれやはり人気があり、
外資メーカーのバークレイやプラドコにはこのウォールアイをターゲットとした
専用ルアーも出ているほど欧米ではポピュラーな魚です
スズキ目に属す淡水魚で、体長は4-50センチ、最大70センチほどにもなります
ブラックバスと同じく獰猛でルアーで釣れるのですが、
もうひとつの人気の秘密はその「味」です
淡水魚で最も美味な魚とされ、「キャッチ・アンド・イート」の釣人も多い事から
ヨーロッパでは1日あたりの持ち帰り制限匹数が決まっている所もあります
アジアには生息せず、ロシア西部、中国ウィグル地方西部に多少生息している程度です
ネットによると、今から15年ほど前に中国の水産研究所の指導の下
新橿ウイグル地区よりここ威海にウォールアイの実験移植がされ、威海の養殖地や湖に放流されました
それがやがていつもの中国流でほったらかしにされ(笑)ウォールアイは威海に自生するようになったようです
ところがここ数年の釣りブームで乱獲が進み、数は激減
追加放流も当然ないことから現在では釣りにくい魚へと変わってしまったようです
僕がこの魚の存在を知ったのは昨年
中国のサイトを見ているとき、ちょっと見たことのない魚の写真を見かけました
ぱっと見バラマンディのようですが体がグリーンぽくて目も鮮やか、あきらかに違います
いつも相談に乗っていただいている「スカッとしない~」の港さんにも聞いたところ
ご友人の方に見せていただいたようで、これは「ザンダー」ではないかと
その時は「また中国人が手に入れてきた画像をよくわからんと貼ったな」
と気にしなかったのですが、その後たまたま見ていたテレビの
山東省の海鮮料理を紹介する番組でコックの手にあったのがこの魚
「中国にもいるんだ!」とテレビに釘付けになりました
そこから調べたどり着いたのが今回の山東省威海です
威海市は夕方過ぎに到着
青島での仕事も終わり、威海は釣りと観光だけ、目的ポイントにできるだけ近い一泊80元の安宿へ宿泊
早速下見に出ました
冷房なしのバスを乗り継ぎ、
標識もない停留所(らしきところ)で降り、残りは徒歩で歩かなければなりません
2回ほど道を間違えてしまい農家の軒先に・・・
iphoneでのGPSだけを頼りに田舎道をテクテクと歩きます
やがて…見えてきました
予想に反し、かなり大きな湖です
水質もよさそうです
下地は砂ではないかという感じでサラッとしています
釣人発見
コイ、フナ狙いだそうです
ルアーマンも発見!
近づくと向こうから話し掛けてくれました
「釣れないね~」
「半日やって1匹くらいかな、先月は接岸が多かったので1-2匹いけたけど今はボウズが多いね」
「みんなはスプーン中心だね、あとはメタルバイブとかミノーとかソフト系」
「昔はここも釣り禁止だったんだ、そのころはこっそり入ってエサ釣でで50センチなんてのも釣れたよ
数年前に料金徴収という形で開放されてから激減して、今は20センチから30センチが中心かな
大きいのはほとんど中央の深場にいて、陸から釣れるのは接岸する小型だけだね」
エサ釣りの友人と来ていて、釣ったウォールアイの小型が1匹いるというので
「見ていくかい?」と誘われたのですが断りました
いることがわかっただけで十分、後は自分で釣って見るからいいよと(笑)
ネットで調べたり、聞き込みで得られたデータは以下のように数点
■ネットで前調べ
1、ウォールアイは名前のように目が良いためラインは細いものを使用
2、夜も捕食活動する
3、ボトム付近に張り付き、トップにはほとんど出てこない
4、キバのような歯があるが、バラマンディのようにラインを切ることはない
5、ファイトが弱く抵抗が少ない
■現地釣り場で聞き込み
6、スプーンが有効、ソフトスイムベイトもOK(安いから使ってるというのもあるが)
7、根掛りが多い(見る限り砂地でそうは見えないのだが…)
8、アベレージサイズは20~30センチ(小さいな…)
9、朝夕のマズメ以外はあまり食ってこない
10、よい場所は特になく、どこでも一応魚はいる
11、エサ釣りならドジョウを使用
12、春先がよく、普段深場に落ちてる魚も接岸するので釣りやすい
(今はシーズンが過ぎたギリギリの時期)
13、料金は20元
情報収集完了
さぁ、明日はさっそく実釣です
中国でウォールアイ(ザンダー)をルアーで釣る!
この一年の中国釣り成果を試す時です!
釣れなかったらごめんなさい!
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プロフィール
HN:
アンディ(大陸改め)
性別:
男性
自己紹介:
中国広東省深セン市在住(16年までは広州市)
かつては相当な釣りキチ少年でした。小、中学生時は学校を終えるといつも川へ行き、図画の授業はいつも魚の絵ばかり。高校大学はバスやヘラブナに。ところが中国に来てからは釣りとは疎遠になっていました。そんな自分が釣りを再開。それも中国で。
可能な限りおかっぱりで釣りをする事にこだわってます。いつも遊んでくれる魚たちに感謝しつつ、日本とは違う魚や環境、中国の釣道具に一喜一憂しながらも楽しんでいます。
好きな魚種はシーバス、アオリイカです
かつては相当な釣りキチ少年でした。小、中学生時は学校を終えるといつも川へ行き、図画の授業はいつも魚の絵ばかり。高校大学はバスやヘラブナに。ところが中国に来てからは釣りとは疎遠になっていました。そんな自分が釣りを再開。それも中国で。
可能な限りおかっぱりで釣りをする事にこだわってます。いつも遊んでくれる魚たちに感謝しつつ、日本とは違う魚や環境、中国の釣道具に一喜一憂しながらも楽しんでいます。
好きな魚種はシーバス、アオリイカです
メールアドレス
tairiku55@■mail.com(■をgにおきかえてください)
≪近況≫
だいぶ涼しくなってきましたね、暑さは苦手なのでよい季節です
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