もっているヤツ、もってないヤツ
VS シーバス忘年会後の釣行が終了後、マツさんは先に広州へ帰ります
バイブさんとちょっと新しいポイントでも見に行きますか~と軽く近くの港へ
ここは以前僕がアイゴに刺されたトラウマポイントです
10時過ぎ、だだっぴろいランニングコース付随の海岸
まず釣れることはないので、昼ごはんの店に近いこのあたりで時間でもつぶしましょうと軽く
準備だけして、かなり行きたくなっていたトイレへ行こうかと立ち上がったとき
バイブさんの大声が
「きたきたきた!」
なんのこっちゃとバイブさんを見ると、竿が大きく曲がってます
(ウソだろ?!こんなところで?)
駆けつけるとちょうどシーバスがエラ洗い、50は確実に超えている魚体です
寄せてきて、最後の力で足元にグッともぐりこまれたと思った瞬間「ブチッ」と
ク~ッ惜しい!
どうも足元のコンクリにやられたようでした
バイブさん再び投入を見ながら、僕はとりあえずトイレへ向おうと離れます
「またきた、またきた!」
再び戻ろうとすると、すぐバレたようで悔しがってます
「またきた!」
すぐバレてしまうものの、なんと4投連続バイト
しかしその後は二人で投げてもバイトなく、しばらく周辺で投げてみましたがかすりもしませんでした
この時間この場所でバレたとはいえ4連投ヒット
(う~ん、この漢(おとこ)、なにか持ってるな)
先月のロウニンアジといい、天性のモノを持っているとしか思えません
また可能性を広げてくれました
うまいつけ麺を食べて解散
----
翌日朝、僕ひとりでオレセンへ
ここ2回はここでの朝マズメにバイトが集中していることから朝だけを狙います
障害物キワを丁寧に投げていくもバイトなく
2時間ほどして通勤者がたくさん出てきたので終了しようとしたとき
使っていたバリッドが泳ぐ付近で、棒切れのようなものが水面から顔を出すのが見えました
次の瞬間、強烈な引き
感触からシーバスではないことは分かりましたが水面に出てきた姿をみてビックリ
90cmくらいのぶっといヤガラ、でかいんじゃなくて、長いのです
↑こんなのがヤガラです
ネットを落として取り込みを試みますが、クチバシ?が長すぎてまったく入りません
クチバシの一番前にかかっているのでネット奥へ誘導もできないのです
どうしたものかと思案していると、隣や後ろに大量の見物人がいることに気がつきました
すぐ後ろを通っていた出勤中の香港人たちが集まってきてしまったのです
ざっと見、30~40人 (大汗)
ヤガラって香港でもめずらしく、その姿は十分目を引きます
口々になにか言いながら写メをとっている人も...
(こ、こりゃとんだことになったな...)
すぐそばで手釣りしていたおっちゃんが、身振り手振りで引き抜けと言います
(引き抜くったってこう人だかりができてたら...)
と思っていたら、ヤガラをあげると約束したからか、おっちゃんが壁よりから人をどかせてくれます
手すり込みで約5mの高さ、クチバシにワンフックだけかかった90cmの太ったヤガラをあげられるか...
抜きあげ準備OK
このギャラリーの中でこいつを捕獲できたら間違いなくヒーロー!、いくぜ!
完全にノッてきたおっちゃんが手をあげて、なぜか英語で合図します
「スターン・ダーップ!」
(ん?起立するのか?)
と一瞬かすめましたがごぼう抜き開始
勢いをつけ急速上昇! 50cm - 1m! - 2m!! - 3m!! -あと少し!
ポロッ
魚を失って宙高く舞い上がったバリッド70のクリアカラーホログラム
青い空にはえて美しいんです、これがまた
(国のかあちゃんは元気してるかな..親不孝でごめん...)
ちょっと素直になれました
「アーイヤー」40人近くがいっせいにため息
がっくりとひざをついた僕の背中のほうから、数人が写メをとる音が聞こえます
(クッ、ツイッターに投稿ですかい、せいぜいフォロワーを増やしてくれ...)
(ここであがらないのが僕がなにももっていない証拠、バイブさんなら上がってた..)
魚をプレゼントできなかったおっちゃんが近づいてきて、また英語で励ましてくれます
「ナイストライ、ナイストライ!」
(あ、ありがと...)
「ノー・プロブレム、ユー・キャン・フライ!」
(そーか、僕だって飛べるんだ... ん?)
こうして目標匹数達成へ意気込んだデイシーバスもあえなく空振り
カウント数を2.5匹から減らせないまま、決戦は年末の最終釣行へと持ち越しになったのでした
遊んでくれた魚たちと、助けてくれたおっちゃんに感謝
.
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忘年会とシーバス釣行
VS シーバス今回はシンセンでいつもお世話になっているへっちーさん主催の忘年会へ参加です
※写真アップしたいんですが、似顔絵アバターが追いつかない...
港さん以下総勢10名ほど、長安からGUN監督、香港からはleftyhamaさんも駆けつけ
各地から集まっての盛り上がった忘年会となりました
話題は釣り一色、釣りしない人が来たら、確実に5分で帰りたくなるほど濃すぎる内容でした(笑)
23時過ぎ、宴たけなわでありましたが、僕、バイブさん、マツさんは香港へ向け徹夜釣行へ出発
エギングイベントを翌日に控えるキムケンさんも途中退席
残られたメンバーも、大半が翌日には5時発でクララ狙いへ出発
この集まりのよいところは、それぞれがめいめいに自分の釣りを目指すところです
スタイルも対象魚も違うけれど、それぞれが開拓精神にあふれ、お互いに情報交換しあう
合流させていただいて、今までと違う世界が広がりました
今回もほとんどお会いしたことないかたばかりでしたが
いろんな話が聞けて最高の時間をすごせました
今年一番の収穫です
お会いできた皆さん、
手配に奔走していただいたへっちーさん
皆さんが出会うきっかけを作ってくださり、まとめていただいた港さん
本当に感謝しております
来年もまたどうぞよろしくお願いします!!
釣行についてはちょっと駆け足で
0時過ぎ香港のゲートを通過、1時半、まずは港へ到着
小潮、水温17.6度、水面にベイトはいるものの潮は動きなく、風強し
ついて早々、バイブさんがバラクーダ捕獲
しばらくして壁際のシェードクロス部分で僕が42cmを
この後バイブさんとマツさんも各1匹ずつバラシ
僕もテクトロでバラすなど、さすが天然シーバス、よくバレてくれます
3時半ごろ、オレセンへ移動
また風が強くなっていてかなり冷えます
香港ルアーマンがいたので情報交換、彼らの話では今年は型が小さいらしいです
今回は小潮で動きはほとんど期待できません
最初は流した感じで、前回アタリが急増したマズメを待ちます
明るくなり、通行人もぼちぼち、明るささえあれば、コントロールもでき大胆に狙えます
突起物の下をピンポイントでスローに狙うためワームへ交換
ここで今日イチのドンピシャで着水
「ゴゴン」という感触から釣れたのは42センチくらいのきれいな魚体
「やっとソフトルアーで狙いにいって釣れた」これまでなかなかソフトルアーに結果がでなかったので、うれしさ百倍
バイブさんはアジをゲット、通行者も増えてきたのでとりあえずこれにて終了
シーバス目標数、カウントは残り2.5匹
忘年会にてお会いできたみなさんと
釣れてくれた魚たちに、感謝
この後と翌日朝の釣行は次回投稿します
.
不眠釣行、香港ルアー&エギ
VS シーバス*今回は出会い、釣行が多すぎるという幸せすぎる釣行でした、内容多いのでちょっと駆け足で
今回はいよいよバイブさんとの釣行です
前日から釣行したバイブさん、釣果以上のイベントがあったとか!?
まさにハプニング・マシーン
タイミングは大潮、クリスマスイルミネーションも華やかな香港へ共同出撃です
19時過ぎ最初の釣り場、港さん紹介の河川へ
22.1度、川面は波ひとつない状態、やがてボイルを発見
しばらく二人で釣りますがダメ
これさえ攻略できたら...
ボイルも消えたので両岸に別れ、ランガン
僕は排水溝付近でショートバイト連続、6cm以下のルアーが無く、
最後はワームを排水溝にブチ込んでお子ちゃまサイズを一匹
正体はこの子たちだったようです
20cmあるかないか..これも1匹?いや0.5匹でカウントということで
バイブさん側にはボイルが起きていたようで、ボイル付近で見事35cmクラスを1匹
3時間ほどで次のフェリー港へ移動
バイブさん障害物付近で再びキャッチ
分かれてましたが再び合流
バイブさんが足元からシーバスが出てくることを発見
こいつに見事koumeを食わせてキャッチ
40cmクラスのきれいな魚体
足元に出てくるシーバスに食わせたのをはじめて見ました、お見事!
それを見ていた周りのエサ釣師たちもあわててルアーをセットして投げ始めたのには笑いました
ラストは恒例の、オレセンへ3時過ぎに到着
今回はこないと言っていたleftyhamaさんもすでに現地でフライロッドを振られています
メールやりとりはあったものの、お会いするのは初めて
その卓越した理論と観察眼は勉強になります
状態はド干潮、こんなに引いてるのは見たことありません
バイブさんはマズメまで寝るとベンチで横に
僕は埠頭キワを狙うべく外へ
今回は水位が低すぎて10-15m手前になるとミノーが腹を見せてしまいます
6時、まだ暗いのですがようやくX-80にヒット
自分が横へ走って壁から離す事には成功するも、ランディングでネットを背中からくぐらせてはずす際にテンションを緩めてしまったようでスッポ抜けたようなバラシでガックリ
こういうアホなバラシはやめたいものです
7時、潮が上げに入ったからか明るくなってきたからか急にバイトが増え始めます
計3回、フッキングはしなかったもののテンションはあがります
船の作る流れがうまい具合に流れ、中華ルアーが壁に流れたところでヒット
こいつもすかさず横に移動して壁から離して、今度は無事キャッチ
42、3くらいでしょうか
なんとかまともなのが釣れてくれました
この後すぐバイブさん、leftyhamaさんと合流
そこにはキムケンさんも駆けつけていました
leftyhamaさんはフライでアジを、キムケンさん2匹のシーバス
こちらは前の晩からやっているというのに5時過ぎから来て2匹...さすが
今回は全員で7匹のシーバスが出ましたがいずれもサイズが出ませんでした
そのあとはビールを飲みながら釣り談義
leftyhamaさんは初めてお会いしましたが釣りへの造詣深く、いろいろと勉強になりました
キムケンさん、バイブさんの二人もあちこちで経験をしているので学ぶこと多く大収穫
同時刻にクララ狩りをしていたあの名人二人は、さぞかしクシャミが止まらなかったのでは(笑)
解散と思いきやなんとここからエギングです (汗)
ミニボートを借りる予定が全部出てしまっており
急遽渡し舟でのおかっぱりへ
めちゃくちゃ久しぶりのエギングで、エギもキムケンさんに借りての釣行
さすがのキムケンさん、いきなり2匹を釣り上げ貫禄を見せてくれます
僕はというとしばらくは竿を振るも、やがて記憶が飛び飛びに
エギが近くまで来ているのにシャクって飛び出してきたり
フォールを5分していたり(つまり記憶が飛んでいたと)
ついには限界を超えて、スナップを付け替えなきゃとはさみを出したところでご就寝
30時間以上起きてふんばるも、マツさんのようにはいかないお年頃の僕でした
二人に起こされて終了、デイエギングで初めてのボウズでしたが、気持ちよく寝れました
悔いなし
今回はボートがなかったというハプニングでしたが
この場所は良さそうです
さすがキムケンさん、いい場所を開拓してます
次回はぜひミニボートでチャレンジしてみたいものです
年内目標匹数まであと4.5匹
釣れてくれた魚に感謝と
一緒に遊んでくれたバイブさん、leftyhamaさん、
新しいポイントを紹介していただいたキムケンさん
お疲れ様でした
港さんにもポイントの詳細をいただき、夜でも問題なく釣行できました
みなさん、またご一緒しましょう!
.
香港ナイトシーバス2日目 ~なんとか釣れた夜
VS シーバス前日2匹釣れた釣行時とは一転、今夜はえらい風です
前夜徹夜釣行から昼間は仕事の電話が入って睡眠に失敗、3時間しか眠れず
しかし釣り場を前に撤退は許されません
先に新しい場所のポートエリアへ
これは釣れそうです
が、風が強く遊びに来てる人も多いので投げるのはかなり危険
ぶつけてはいけないので次回へという事ですぐ撤収
そして再び、オレセンへ
水温20.0度、気温は19度、小潮下げ、昨日より一段と上下幅が減ります
意外にもかなりの数のルアーマン、落とし込み師が釣行中
ベイトはちらちらいますが、アジはやっぱり見当たらず、
昨日ヒットしたところを何度も狙いますが、ダメ
風も強いのでギリギリを狙いすぎると壁に引っかかりますし、
暗いってのはキャストに自信のない身には辛いものです
そんな壁際でビーフリーズのピックアップ直前にガバッとヒット
今までさんざんピック寸前の超近距離バイトで悔しい思いをしてきたので、
このところは直前に横へ流してフォローするようにしてましたがこれが幸い
余裕もあるのでドラグを緩めて最初の引き込みをかわします
近いので魚に任せ気味にしていたところ、真下で動きがピタリと止まります
「あ、マズイ。潜られたか...」
足元のスリットに潜られてしまったようで、引いてもピクリとも動きません
終わった...貴重な一匹なのに切れちまうのか...
ふと以前見た泉プロの言葉が脳裏に浮かびます
「シーバスに潜られたらそのまましばらく待機、しばらくして抜いたら出てきます」
(そんなにうまくいくかいな...)
でもそれしかない
テンションを若干だけキープ、しばし待つ
1分...2分...
(そろそろか)
ロッドをできるだけ前に出しドラグを少し閉めて..
「GO!!」
グーッと力を入れてくるとズルズルッという感触の後、ゴンゴンという魚が頭を振る感触が!
「やりィ、マジで出てきた!」
そこからは魚も弱っているので比較的簡単、1度エラ洗いしたくらいでネットイン
「おぉぉぉ!」
奇跡の復帰を遂げたシーバスに(むしろロストしなかったルアーに)僕も喜び爆発
しかも魚が太い、これなら60いけただろ!
計ってみると、あら?54cm
全然やんけ...
前日は奇形の魚だったので、きれいな魚体のキャッチ写真が欲しいなと
写真とってくれそうな人はいないかと周りを見渡すも...
人っ子ひとりいない...いつもは通行人などいるのに今日はだーれもいない
寂しすぎるひとり喜劇でした
その後はショートバイトらしきものはあるものの乗る事無く
風も強くなったので周囲を大きく移動し新しく出来そうな所を探索
まだ暗いうちに引き上げとなりました
潮が悪いにも関わらず釣れはしましたがいろいろな課題も
特にロストルアーの問題は深刻ですね
年内の目標匹数のカウントはあと6匹、厳しい...
釣れてくれたシーバスと香港のフィールド
窮地を脱する方法を教えてくれた泉プロに
非常感謝!!
.
香港ナイトシーバス-1日目 ~待ち「魚」来たらず
VS シーバス釣友バイブさんleftyhamaさんが大暴れしている香港
徹夜小隊の鬼軍曹の僕としては、ここで出陣しないわけに行きません
ようやく晴れたこの日
本当は深センで一泊して翌日香港入りと考えてましたが受付で気分が一転
22時には香港のゲートをくぐっていました
先に河川を見に行くもボイルはおろかベイトフィッシュも皆無
1時間ほど歩いてパトロールだけして、フェリーポートへ向かいました
気温16度、水温18.9度、小潮の下げ潮、風は無風
ところがベイトフィッシュがほとんど見当たらず、埠頭の下にもぐりこんでいるようです
潮も悪いので若干不安ですが、風が無いので投げやすい
1~2時間ほどしてからシェード境付近を出たり入ったりさせていたCD7にヒット
「ジジー」というドラグ音が気持ちいい!
上がったのは52センチのシーバス
腰の辺りが妙に奇形したシーバス君でした
引き上げると近くでタバコを吸っていた2m近い身長の兄ちゃんが猛ダッシュで近寄ります
「こりゃなんだ!?写真を撮らせてくれ」
「エクセレント!スゲーよ、クール過ぎだろ!」
「え?くれんの?マジかよ!オカンが喜ぶよ!」
と大興奮の大喜び
(あの..奇形してるけど食べるの?..)
ヒートしすぎて写真を4回失敗するもなんとか
2mの身長から撮りおろしてるのでこの角度...
しばらくし、ビーフリーズで障害物を通過し、(ジャークを入れてみるかな)と構えた瞬間にヒット
(ジャークしてから釣れてくれたら気持ちいいのに)と苦笑いしながら寄せて、
ネットを落としたところ、勢いが良すぎて運悪くシーバスを直撃し、フックがタモの外側の網に掛かってしまいます
マズイ...網を回して魚を中に入れようとしますがシーバスも違和感を感じたようで暴れてしまい
あえなくフックアウト
バーブレスなのでこうなるとどうしようもないですが、遠目にタモを落とせばよかったと猛反省
ま、これも勉強です
しばらくして壁際でスーサンにヒット
これはガッチリフッキングでエラ洗いも関係なく無難にランディング
40cmくらいの奇形無くきれいなシーバスでした
今回の楽しみはもう一つ
バイブさん一家やleftyhamaさんの情報から狙う「アジ」、今回はこれが楽しみ!
マズメにはサビキをセット
leftyhamaさんのアジ写真に触発されもうあふれんばかりの殺気(食欲)で待ち受けます
見えるくらいまで回遊してくるとの事ですが、一切その姿を見られず
小型ルアーも時おり投げてみますがなにも反応なし
今回は回遊がなかったのかもしれません
残念ですが引き上げとなりました
釣れてくれたシーバスと
情報をいただいたバイブさん一家、leftyhamaさん、キムケンさんに感謝です
先月立てたシーバスの年内目標匹数まで、あと7匹
翌日も奮闘となりました
.
上海でシーバスに挑戦! 後編 ~こごえながらのランガン
VS シーバス< 上海シーバス前編へ行く
たどり着けるかどうか心配していた8時ころ
一旦停車して窓を開けてみると、かすかに潮の香りがします
風は左から
「おばちゃん、左だ」
走る僕らの目に、やっと大きく広がる沿岸が見えてきました
「あ..これだ」
さんざん迷いましたが、運よくポイントへは一発で到着
しかも2人釣り人もいます
海側から吹き付ける風が強いので体感温度は低く、もうメチャクチャ寒いです
寒波が来ているため一昨日から温度は低下、気温は5度、水温は7.2度、潮は不明
おばちゃんは降りるやいなや「キャーッ」と叫んで
「こんな日は釣れないって、帰ったほうがいい」を連呼
広州から南国気分で来たのでかなりの薄着、普段つけないグローブもつけましたがやっぱり寒い
釣り人はエビでのシーバス狙いでまだ釣果なし
「ベタ底仕掛けでウキもつかうんだ?あんな飛ばす必要あるの?」と僕
「今の季節底しか釣れんし、あのあたりからカケあがってるからな、無理しても遠投しないと」
「水温7.2度?先週10度あったからまた急に冷えたな、こりゃ完全に底だ」
なるほど
遠投、ボトムね、じゃあ予想通り
調べてみると、水深は5m-5m-3m-1m-0.5mで手前浅く急に深くなる感じでしょうか
大きな石がゴロゴロしてるので気をつけないと
「寒すぎるよ、私ちょっと戻って家の様子見てくるから12時になったらまた来る」
「これ食べな」とおばちゃんがミカンを一袋
「えー!こんなにいらない、持ち歩くの不便すぎるよ」
「いいから食べて食べて」と無理やり押しつけられました
バイブレーションのボトム引きに絞って、1kmはある沿岸をミカンを引きずり投げ歩きます
水草か海草があったりする場所もあり面倒な事も
ボラのスレ
一時間経過したころ、ドンと重くなる感触から横へラインが走ります
けっこう重い引き、飛ばないけどこの引きはシーバスに違いない
と思っていたらいきなりラインブレイク、リーダーがスパッと切れてます
3号12ポンドを使っていたのでいつか切れる事もあるかと思ってましたがここで切れるとは!
あわてて4号に換えてしばらくすると今度はフォール着底直前に竿が曲がります
こいつはエラ洗いされた時になぜかPEラインからブツッと
何が痛いってバレてくれるのはいいのですがルアーまで持って行かれるのは痛すぎます
バーブレスにしてあるので魚からはそのうち外れるとは思いますが、サイフ的には厳しいです
その後反応ないので再び大きく移動
カケアガリに付いているのはわかりましたが、そこは同時にルアーの墓場でロスト覚悟
空も曇り雨も時おり落ちてきます、寒くて鼻水も流れます
今度はバイブレーションをカケアガリ付近で根がかり回避のため巻きを早めた瞬間にヒット!
エラ洗いされてしまい一瞬ヒヤッとしましたがなんとか岸に近づけ
ゴロタ石の上に乗ってハンドランディング準備体勢
む。なんかおかしい、体のバランスがとれん)
よく見ると腰のベルトにさっきの大量ミカンの袋がぶら下げてあります
きつく縛りすぎてなかなか取れないので、かなりあせりましたがなんとか手でランディング成功
サイズは50cmくらいの中型
手に水がついたのでもう冷たくて冷たくて、魚にくしゃみをひっかけてしまいました
それ以降1度2度アタリはありますが乗らず
根がかりで今回の「リミット」を超えたためワームにチェンジ
*注:リミットとは
あらかじめ設定したロスト数、もしくは価格のリミットを超えた時点で中華ルアーもしくはワームに強制的に切り替え、釣行後の喪失感を和らげるという経済的かつ環境保護的なシステムの事である
これを中国語で「掛地球的経済制限法」という ←ウソ
ちなみにこの日の設定は初めての場所でのボトムなのでリミットは広く5個か4000円
今回は底の状態わからず最終的にどちらも超えてしまいました (泣)
11時半におばちゃんが来て、
「たいへんだ。家を作りに来てる大工が昼飯がこないから仕事しないと言ってる」
「今からどこかで弁当買って、とどけないといかんからすぐ帰るよ」
とせかします
(飯ないから仕事しないって幼稚園児かよ...)
と思いましたがもうお昼だし、粘っても出る雰囲気で無いので撤収
あいかわらずおばちゃんの口は軽やかで
「後学のため」と家の工事現場も連れて行ってくれました
本当に大工が何もせず飯だけ待ってました
「大工の機嫌次第で家も良くなったり手抜きされたりだからね、おだてないと」
とはおばちゃんの話
施工中の家も見せてもらい、建て方の説明もしてくれました
かなり広い2階建て半の家が350万円だそうですよ、田舎とはいえ安いなぁ
釣りとは関係ないですが、こんな事も後々何か役に立つかも
なんとか釣れた上海の天然シーバス
今度はマズメからやってみたいものです
釣れてくれたシーバスと
おしゃべりなおばちゃん
そして釣らせてくれた上海のフィールドに
感謝
.
上海でシーバスに挑戦! 前編 ~ポイントへの長い道のり
VS シーバス「だめだ、絶対マズメに間に合わない」
午前5時。寒波が襲う上海は暖かった広東と違い寒さが相当こたえます
なかなか来ない車を待ちながら、誰もいない街角で僕は震えていました....
今回は出張ついでの上海での釣りです
今年目標にしていた未経験ポイント20ヶ所の釣行、これがちょうど20ヶ所目です
上海でルアーフィッシングというとほとんどがブラックバス
僕も出張の準備をしながら、バス用のタックルとルアーを準備していました
情報によると、ちょうど放流して間がないため入れ食いとか
「まてよ、入れ食い放流バスよりもうちょっと修行になる釣りができないか?」
と思い直し、再考
上海で釣りたい対象魚候補は二つ、ケツギョかシーバスか
しかしケツギョはシーズンを外れてしまっているので、ここはシーバスしかない
「よっしゃ、シーバスだ!」決めたのはフライトの前の晩でした
-------
上海での用件を終え、夕方に出発したバスが郊外のターミナルへ着きます
当初、上海にあるいくつかのシーバスポイントから汽水湖を選定していましたが
直前に2年前から釣り禁止になっている事が判明し急遽変更へ
朝マズメに備え安ホテルへ宿泊
車もタクシーの運ちゃんに紹介されたよくしゃべるおばちゃんに決定
夕食は僕の好きな「红烧狮子头饭」に「南翔小笼包」広東では食べられません
うーん、天国
翌朝5時の出発にそなえ、その日は22時に就寝
0時ころ突然鳴った「女はいらんか?」の誘惑電話にも動ぜず、ぐっすりと
迎えた翌朝....
不安的中
おばちゃんが待ち合わせ場所に現れません
ポイントまではおそらく一時間弱、ポイントも特定できてないので現地で探す必要があり
これ以上経つとマズメに間に合わない
電話すると、「おぉ、ホントに行くんだ」の返事
昨日あれだけ一緒に地図を見て確認したのにかよ!!
結局出発できたのは40分過ぎ、この時点でマズメに着くことはあきらめています
問題がもうひとつ
あまりに急にポイント変更したため地域はわかっても場所を特定できてない
しかも頼みのiphoneを広州に忘れてきてるのでGPSも使えない
このおばちゃん、もうめちゃくちゃなおしゃべりで、
自分の事、親戚の事、家を建てていること、月収、子供の事...
(プライベートもくそもあったもんじゃないな...おもしろいけど)
女性ドライバーの欠点、それは方向感覚と距離感のなさ
あんのじょうめちゃくちゃ
おばちゃんも時おり通りがかる農民に聞きながらのいきあたりばったり運転
出発時はこんな空が
すでに出発から1時間30分経ち(汗)、すでに普通の「朝」に
7時半になってもまだ海岸すら見えませんでした
おばちゃんの話が面白いので飽きないのですが
釣りとしてはだんだん厳しくなってきます
iphoneを忘れてきた事をはげしく後悔
「マズメはとうに過ぎたけど釣れるんだろうか...いやそれ以前に到着できるんだろうか...」
すでに時刻は8時に近づいていました
次回の投稿は、いよいよ上海シーバスの実釣!
後編へ続きます
上海シーバス 後編へ行く >
釣り用にiphone用防水ポーチ購入
周辺釣具の使用インプレ雨が降り続いてますね
このまま降り続くとまた行けない恐れが...
雨の関連というわけじゃないのですが、今回は携帯を水から守るグッズのインプレです
先月深センのイルカ島に行ったとき、船頭とおっちゃんが首から下げていたものが気になりました
それがスマフォを水から守る防水ポーチだったのです
海の波や船移動での水しぶき、落水や急な雨など大切な携帯を守る必要はあります
防水ポーチは25元、深センでみたスライド式ではなく回転ハンドル固定式の一レベル良いものです
この耳のような部分を回転させてロックをきかせたり外したりします
中はこんな感じ、単純に挟み込んで密封をするタイプのようです
横からです、凹凸により袋部分をはさんで密封
カメラ部は透明窓があり、ポーチの中からカメラも使え、
ビニルも透明度が高いので画質にそれほど影響なさそうです
ビニル外から指でのフリック操作も問題なし
さて、かんじんの防水についてはどうでしょうか
修理したてのiphone4をいきなり実験投下できないので、ここはティッシュで
水漏れがあればティッシュに水の痕の反応が出るはずです
10分後、取り出し見てみますが、水漏れなしでとりあえず合格
水圧が低くなんとも言えないですが、説明によると海水浴やプール、ダイビングなどでの使用を想定しているため、10mまでならOKとのこと
防水構造が心配ですが、水がかかるのを防ぐ釣りレベルなら問題なさそうです
ちなみにこれが、去年買ったもので、折り込んで、マジックテープ止めで17元?
これはこれで問題ないですが、マジックテープが取れないか冷や冷やもので、
みるからにチープで危うかった
今回のも心配とはいえ基本は満たしていて安いのでよしとしましょう
ちなみに、もっと大きく腰に装着するものも売られてましたが
下の実装例の写真を見て、すっかり買う気が萎えました
左の人、服上げ過ぎ...これは完全に見せたくて上げてるだろ...
右の腹にいたってはコルゲンコーワのカエルがマスクしてるみたいに見える...
これはもう撮影事故レベルの写真です
このポーチ、小さな問題がひとつあり、それは音についてです
ビニルにさえぎられるため、当然通話スピーカーからの音量が落ちます
こちらの声も当然同じように若干小さく伝わるはずです
「まずいな、これだと日本から電話が来たとき音の量で釣りしてるとバレるか?」(笑)
心配はすぐ解決しました
次の機会にインプレする中華ブルートゥース・イヤホンが
僕のiphone4を一段と使いやすいものに変えてくれました
(試用中ですので、良かったらまた投稿します)
.
プロフィール
HN:
アンディ(大陸改め)
性別:
男性
自己紹介:
中国広東省深セン市在住(16年までは広州市)
かつては相当な釣りキチ少年でした。小、中学生時は学校を終えるといつも川へ行き、図画の授業はいつも魚の絵ばかり。高校大学はバスやヘラブナに。ところが中国に来てからは釣りとは疎遠になっていました。そんな自分が釣りを再開。それも中国で。
可能な限りおかっぱりで釣りをする事にこだわってます。いつも遊んでくれる魚たちに感謝しつつ、日本とは違う魚や環境、中国の釣道具に一喜一憂しながらも楽しんでいます。
好きな魚種はシーバス、アオリイカです
かつては相当な釣りキチ少年でした。小、中学生時は学校を終えるといつも川へ行き、図画の授業はいつも魚の絵ばかり。高校大学はバスやヘラブナに。ところが中国に来てからは釣りとは疎遠になっていました。そんな自分が釣りを再開。それも中国で。
可能な限りおかっぱりで釣りをする事にこだわってます。いつも遊んでくれる魚たちに感謝しつつ、日本とは違う魚や環境、中国の釣道具に一喜一憂しながらも楽しんでいます。
好きな魚種はシーバス、アオリイカです
メールアドレス
tairiku55@■mail.com(■をgにおきかえてください)
≪近況≫
だいぶ涼しくなってきましたね、暑さは苦手なのでよい季節です
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