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中国で釣り!!中国釣熱大陸

中国でヘタな釣りを楽しむ僕の記録。 出会った魚、ルアーや釣具紹介、釣行記など

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塩抜き用の糸巻きを自作



ラインの塩抜き

海によく行くようになってやるようになったのがこの作業です
さらに香港の河川は驚きの水の汚れ
塩抜き、クリーニングはやはりしておいたほうがいいかなとの判断です

以前は、マニュアルどおり使用済みのラインのボビンに巻いてぬるま湯につけていました
が、これってぬるま湯に触れる表面の数周しか水に接触しないため、
うまく全体に塩は抜けないなと疑問に思ってました

そこで考えたのがこの冒頭の「自作塩抜き用糸巻き」の使用です
物が自由に揃わない中国なので、ありもので作っちゃいましょう(笑)


まずは材料となる、

1、もう使わないCD2枚
2、ペットボトルのキャップ2つ(1つでも可)
3、綿棒
4、輪ゴム     を用意



まずはCDに均等に8箇所マークをつけて



2枚重ねてマークの場所に熱した釘などで凹を作ります



キャップに穴を開けて、



これを二つ重ねて、さらにCDに接着剤で結着



あとは、凹部に綿棒をあてて、ゴムで固定していくだけ



ちょっと近未来的で宗教的なものが出来上がりました(笑)




こいつを以前紹介した高速リサイクラーにセットして糸を巻き取ります
高速リサイクラーがなくても、棒を通して綿棒をハンドルにしてもいけそうです  
※これについての補足の投稿へ行く>

巻き取り時に出来るだけ横幅広く巻き取るようにするとまんべんなく露出できます




後はぬるま湯にドボンで一晩ほど

これだと糸が横に広範囲に広がりなおかつ表からも裏からも水の接触を許します
しかも大径なので巻ける量も多く、早い
これを使えば今まで以上にライン全体をまんべんなく塩抜きできそうです


注:接着剤は水で溶けない物をご使用ください


今、以前紹介したダイソーのファイル利用の自作ルアー収納ストッカーのVer.2を作ってます
かなりいい出来なので近いうちに投稿します
.※改良ルアーストッカー投稿しました→コチラから



.

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釣具屋紹介その10 澳仕玛国際釣具 -深セン



※こちらのお店は16年夏をもって閉店しております

久しぶりの釣具店紹介です

中国の釣具店はひどいところ(特に広州の)が多いのですが
今回は一味違う釣具店です

場所は深セン、しかも繁華街「東門」の近くにあります
最初に訪れた時、小さな門構えをみてガッカリしました

ところが中に入って数メートル歩くと、ドンと広くなります
手前の数店舗の後ろを全て抜いて使っているからなのですが、
今まで行った事のある広東、香港の釣具屋のなかでNo1の広さ、雰囲気は日本の●州屋みたいな感じです

中には様々な釣具があり、深センですので海釣り用が中心ですが、
日本メーカのものからローカルメーカのものまで幅広くあり、
釣り針からライン、ウキ、小物などもかなり充実、リールも触って選べるサンプリング陳列方式
オモリ、スナップ、エサなどもちゃんと棚やケースに号数分けされていて分かりやすく整理
快適にセルフショッピングができます




会員価格と一般価格があるようです
価格が書いて貼ってあり、いちいち聞かなくてもいいってのは本当に楽です


店員に聞けば、あるかないか探してくれますし、人当たりが柔らかい
「没有!!」で一刀両断でテキトウな説明の多い広州の釣具店と全然違います(笑)
日本の釣具店のように釣りの知識が豊富というわけではないでしょうが、
ここの店員はなにがあるかよく把握しており、基本的な釣りの教育もちゃんとされているようで、
僕が来店したときも新人らしき女性店員2人に、リーダーらしい店員がベイトリールの使い方を講習してました


欠点はルアー、エギの種類が少ないという点でしょうか
ルアーはキングダムやラパラ、ジギング用品に関してはそこそこありますが他は残念
エギングについてはロッドなどはあるけれど、エギが少ない
スナップやリング、専用ラインなどはそこそこ充実してます


なお、会員になるためには店内で300元以上の消費をした場合に会員申請できます
当日300元以上買わなくても、レシートを保管しレシート合計額が300元でもOKとのこと


この釣具店、実は珠海に本部がある全中国に55の店舗をもつチェーン店です
残念ながら広州にはないようなのですが、出来て欲しいものです

08年に第一号店を珠海に開店するや怒涛の出店ペースで現在55店舗
広東省、浙江省、湖南省、山東省に勢力拡大しているようで、布吉、龍崗に新店舗開設中、釣具のふるさと山東省はともかく、浙江省にも多いのは意外でした


購入した戦利品です
ちょっと雑な作りですが、安いしコンパクトなのでエギ保管ケースで使えそう



中国ではじめて「まじめ」な釣具店に出会った気がします


日本の釣具店に比べればまだまだですが、こうした店が少しでも増えてくれれば
中国の釣りも発展してくれるかもしれませんね

今後の成長に期待です

※こちらのお店は16年夏をもって閉店しております
澳仕玛国际钓具连锁 (深セン東門店)
(英名からするに、オスカーマ釣具店でしょうか?)
http://www.oscarma.com/ (本部HP)
広東省深セン市深南東路3085号(建設路と深南東路交差点そば)
(地下鉄「老街」B出口を出て右手に建設路で直進、立橋わたった左側、徒歩5分)

実釣15時間、ワイルドだぜぇ~



シーバス夜釣りで朝帰りし、4時間ほど寝て次はアフリカンクララのポイントへ
「お客さん、宿とる意味あんの?」という視線を感じながら出発


まもなく港さん、へっちーさん対岸から登場
二人のかけあいの声は対岸からもよく聞こえます

水温26.3度、三人とも近くでロッドを振るも、
前回と違いクララも少なめで遊んでくれません

「クララの移動にあわせて動きましょう」と港さん
港さんによるとクララが下流へ動くためこれを追いながら釣るとの事



下流で中東系の人が魚を取る網を張っているため近づけず

へっちーさん 「あちゃー、今日はモハメドがいるな、ダメだなこりゃ」
港さん    「モハメドの手前でクララは戻ってくるから、待ち受けてここで勝負」

中東系の人にかってに「モハメド」と名前をつけているのもなんですが
こんなレアな「モハメド・パターン」まで計算にあるとは、どこまでやりこんでるんでしょうか...

三人ともヒットなく、引き上げとなりました




港さんは深センに帰宅、へっちーさんは残ります
まずは港さんから紹介いただいた新規シーバスポイントでへっちーさんと釣ります
若い男の子のルアー先行者あり、彼によると3時間くらいやっても全然食ってくれないとの事

しばらくやっていると足元にシーバスが
バイブレーションやワームで前をかすめるも無視、しまいには当ててみましたがそれでも無視
「ね、食わないでしょ?」と男の子

小場所なうえ、この男の子が相当やっているため、
ここで朝までは長いなとへっちーさんと相談します

ナイトシーバスなので、多少は沈む系のルアーも持ってきているかと思ったら
へっちーさん、驚きの「トップしかもってない」宣言

常夜灯に映し出されたへっちーさんの姿が、いま日本で流行っているという
「ワイルドだろぅ~」に見えてまぶしく輝いています


終電ギリギリをとりあえず明るいセントラルへ移動

水温25.8度で前日より高く、潮は満潮
埠頭には3-4人のエサ釣り師の姿が
もとはヘチ師のへっちーさん「ヘチやりてー」と血が騒いでいる様子


なぜか小林旭スタイルでトップを引くへっちーさん


明るいとはいえ水面は暗いのでさすがに夜にトップはきつそうです
僕もキワ中心に投げますが反応ゼロ

この間のように違うものでも釣れてくれればいいんですがそういうのもなし
ヘチ釣りでのアタリのとり方など教えてもらったりしながら夜は明けていきました


近くで手釣りしていたおっちゃんの釣果をみてびっくり
40センチ越えのガルーパ(ハタ)です



暗いうちに対岸でこのおっちゃんが踊らされいるのをみてましたが
こんなのが釣れていたとは

へっちーさんと今度はエサ釣りもやりましょうと話をしながら釣り場を後にしました



港さん、へっちーさん、お疲れ様でした



.

やっと再会



国慶節終盤に行けなかった釣りを今回行ってきました
香港のおかっぱりナイトシーバスです

用件を済まし20時に宿泊先出発
今回は新ポイントです
こじんまりとした埠頭、はたしてこんなところにシーバスがいるのでしょうか

香港ではどんな船ターミナルにもたいてい釣り人がいますが、今回も5-6人の釣り人が
やっているのは...
「お、こっちで初めてみたな。ギャングだ」



僕の実家の地域の言い方かもしれませんが、ギャング釣りというのは針だけで魚をひっかける釣法です
ボラの群れがいるのでしょう、10本くらいの針仕掛けでビュンビュンと横へシャクってます
たまにボラの20-30センチくらいのものが「釣れて」います

反対側に目を向けると、一人の若者がルアーを投げています

「釣れるかい?」
と声を掛けると、「ハハ、全然ダメ」と答えてくれました

彼の名はチャールズ、ルアーは始めて日も浅く、よくここへ来るけどルアーで釣れた事ないとか
「エビなんかだとたまに釣れるよ」とのこと

-----------

潮止まりから満潮へ少しだけ潮位が上がります、水深3m
水温25.9度、気温のわりに高く、陸シーバスの季節には水温もまだ高め

チャールズ君と並んで雑談しながら釣り、しばらくして
ギャングのおっちゃんたちが近づいてきたので移動しました
公園のようなところに陸橋の柱が数本、30センチほどのボラが数匹跳ねてます


1時間経過、ファーストヒットはワンダー
コンクリ柱の間でヒットしたので摺れるのが怖かったですがなんとか抜けてくれて
ホッと油断したところ水面をウォーキングするようなエラ洗いをされ痛恨のバラし (泣)
40-50くらいのサイズでしたが久しぶりのまともサイズだっただけにガックリ

でもこれでちゃんとシーバスがいるとわかり、気を取り直して再開

それにしても天然のシーバスはおもしろいです
中山で養殖されているシーバスでは味わえないファイトです


しばらくして、シェードの境でX-80にヒット
「これが最後かも、絶対逃がさん」とメチャクチャ慎重にファイト
ランディングネットをおろして、やっとキャッチ
サイズは45センチとちょっと



「クーッ、長かったぁ...」

オフシーズンだったとはいえ、前にシーバスを釣ってから15センチの「チーバス」をのぞけば実に4釣行ぶり
フッコサイズですが、うれしさがこみ上げてこぶしを強くにぎりしめてしまいました


このシーバス、背中、尾や背びれがドス黒くささくれ、やせていて体にも傷が多い
こういうのは確か外海へ回遊せず川や港に残っている居残りシーバスのはずです
回遊シーバスはまだ内湾に戻ってきていないのでしょうか。。


もうしばらくしてカウントダウンCD7にヒットしますが
25センチくらいのセイゴ
これは手すりごしに抜きあげようとしてクレーンしたところで暴れて落ちてしまいました(泣)
ネットを使うべきだったなと反省


トイレの場所を聞こうとチャールズ君のところへ戻り、「釣れたよ」と言うとかなり驚いたようで、
日本から来た釣り名人みつけたり、とばかりに(汗)
「ルアーでどうやって釣るのか教えてくれ」と4釣行釣れなかった僕に教えを請います (笑)


とりあえず、彼が太いナイロンラインを使っているので
PEラインに変えたらどうかというと、PEだとどう違うのかと熱心に聞いてきます
実際に一回投げて、「PEラインだとキミのと飛距離が全然違うでしょ」と僕
僕のタックルを貸して投げさせると、一投目は失敗したものの2投目はぶっ飛んでいきます

(やばいな、僕より飛んでら)(汗)

チャールズ君、僕のほうをみて
(師匠のより飛んじゃった...すみません)
みたいな申し訳なさそうな表情



その後は香港の釣りについていろいろと話をしてくれました
彼のよく行くのは堰堤の釣り、小物中心で楽しんでいるようで、
スマフォにあった釣果や釣りの様子の写真をみせてくれました

カサゴ、マルコバン、ハゼ、キビレ、キス、そのほか見た事ない魚...実にさまざま
一緒に釣りに行っている彼女が、これまたえらく美人です
「波堤釣りは得意なんだけど、やっぱルアーで大物釣ってみたいよ..」とチャールズ君

(あのさ、気がついてないだけで、キミはもう立派な大物を釣り上げてるんだぜ...)

飛距離といい彼女といい、シーバス釣れても僕はえらい敗北感です


釣りはしばらくやめてトイレを教えてもらい、二人でコンビニを探したりして周辺をうろつきます
途中ドラマの撮影をやっていたのでしばらく眺めていたり



しばらくして彼は帰っていきました
海外だと日本ではありえないいろんな経験ができるものです
また新しい釣友ができました
今後彼がシーバスを釣ってくれる事を祈ります


それからしばらく障害物付近を狙うも暗くてどこを飛んだかよく見えず
X-80、ローリングベイト、CD7ら主力をことごとく破損、殉職させてしまい損害大
結局そのまま3ヒット1キャッチで終わりました

釣れてくれた魚君たちと、
交流してくれたチャールズ君に感謝です


帰る際に道際でエサ師がカサゴを釣っていたので
僕もジグヘッドにワームをつけてボトム探ると、ヒットしたのはこれ



15センチくらいのガルーパ(アオハタ系)の子供のようです
魚体の肌がなまめかしいです
いやぁ、香港の海っていろいろ釣れて楽しいです

そして次の釣行で、僕とへっちーさんはこいつの親分を目撃する事になります


.

釣友ジャンさんからの釣果報告 ~深センボートエギング



ブログを通じてかねてからご連絡いただいている東莞在住のジャンさんとセンムさん
先月末にシンセンへボートエギング釣行へ行かれたとのことでご報告いただきました

お二人は日本でも船釣りからルアーまでいろいろな釣りをご経験され、楽しんでいらっしゃるそうです


場所は深セン三門島付近
ここは昨年杉原プロも来ている実績ポイントです

実は僕も8月に行こうとした場所でした
僕は島へ上陸してのおかっぱりエギングを計画
ところが深センの海岸到着時に台風接近、船を出す漁師も船を小屋にしまいこみ、どこも出船拒否
レストランもネタがないからと海鮮すら食べられずにあきらめて帰った場所でした
それだけに、今回行かれたジャンさんたちがうらやましいです



さて、ジャンさんとセンムさん、スタッフの旦那さん、運転手さんのご一行ですが
朝の4時出発で東莞を出発し、7時ころ現地にてエギング開始

スタッフの旦那さんの突然の誘いのためタックルは借り物、
3人がエギング未経験のためかなり不安な状態で現地に向かわれたそうです


順調に釣果をあげられるも借り物の中国製ロッドが粗悪品すぎたため
借りた3本ともロッドが折れるというアクシデント発生
途中でどうしようもない状態に陥ってしまったそうです
船頭に借りたさらに使えないタックルで急場をしのいだそうですが
極太ナイロンのタックルで、その後は釣りにならなかったそうです

それでも7時から14時の時間で胴長20センチから30センチのイカを中心に釣果



見た感じ20匹くらいでしょうか
初めてエギングに行かれてこれだけの釣果はすばらしいです
クーラーボックスの大きさからするにサイズの良いのもいますね

初めてのエギングにしてはちゃんと釣果も出て楽しめたそうですが、
タックルのあまりのふがいなさに不完全燃焼だったそうです
3本とも折れるとはなんとも情けないロッドです


獲物は日本料理屋さんに持ち込んで調理をお願い





刺身、寿司がうまそうですね!!

僕はいつも香港に行ってしまいますので、釣果を食べる機会が少ないですが
深センなどでしたらこうした日本料理屋さんで加工料を払って調理してもらうのもいいですね


うーん、うらやましい
これから1月にかけて、広東、香港は大型イカのシーズンに入るようです
日本のように陸からは大型を釣るのはなかなか厳しいようですので
ボートから大型を狙うのも楽しそうです


ジャンさん、センムさんお疲れ様でした
いつかご一緒できる日を楽しみにしております!




※まだお会いした事ないため似顔絵アバターが間に合わせのものです
すみません
.

国慶節釣行3 三人でのエギング



今回はブログを通じて連絡いただいた番愚のマツさん、深センのノブさんとの釣行です
二人とは初めての釣行です

「マツさん」は日本でもエギングからバス、太刀魚、はてはヤエンにまでハマる釣りキチ
「ノブさん」も日本ではバス中心にエギングも楽しんでいたとか

ボートの下調べが完全でなく、肝心のアフィも結婚準備で忙しくて近況情報なし
そうなると場所はいつもの磯場へ
ところが台湾をかすめる台風の影響で風が強く船で渡してくれません
かわりに港向かいの超近場へ渡されてしまいました
しかしここは...場所が小さすぎます..しかもガケであぶない、本当に釣れるの?


とりあえず開始。27.4度、満潮から大きく下げへ、水深は2~4m、強烈な横風が吹きます
さすがマツさんは場慣れているようで風も関係なく裁いてます
頼もしい



開始一時間は動静なし
しばらくするとノブさんが一匹釣ったらしくイカを持って現れます
(ここでもちゃんと釣れるのか)と一安心


しばらくシャクっていると遠くでノブさんがまた一匹釣り上げたのが見えました

(お、やるな...)
目を戻して、こちらもラインに再集中、数投したあとカンナについた藻を取っていると、
遠くでノブさんがさっきのイカをぶら下げてまだなにかやってます

(写真でも撮っているのか?)
気にせずまた数投後、目線を再度ノブさんに
まだイカをぶら下げて何かやってます

(おいおい、あんまり時間たつとイカが死んじゃうよ)
気になって声を掛けると、手のひらを広げて何か言ってます


「え?5匹釣れた!まさか!」

ノブさんがそこらへんにあったスチロールの箱に入れてイカを持ってきます

確かに4匹、400gほどのイカ3匹と600gほどのイカ1匹
しかも釣りたてで飛び回るほど元気
あまりに元気なので潮だまりに生きたままリリース

聞くと、1投1匹のペースで5連発したとか
さっき見えたのは1匹のイカをずっと持ってたのでなく、そのつど釣れていたのか!


まだいるはず

あわててマツさんを呼び、ノブさんの釣った場所へ向かいます

ところがマツさん、近くには来ず離れたところで、キャスト方向だけこちらへ向けてやり始めます

(なるほど、プライドの問題ね、釣れたからといってそこではやらんと)
僕のように、「ハイハイ、失礼しますよ♪ ごめんなさいね♪」とノコノコいかないと
さすがです、プライドある釣り師です

ところが、そのプライドの無いほうの釣り師がやって来てからはちっとも釣れません
ノブさんも首をかしげながらシャクっています

僕のせいだと思われないうちにこっそり離れました


なかなか釣れません、場所も小さいのでやりつくした感
少し休憩、ノブさんの5匹、僕、マツさんともにイカの姿すら確認できず
このとき潮だまりで撮ったのが冒頭の水中写真です
カメラは前に紹介した水中撮影も可能なカメラ、DSC-TX5、けっこううまく撮れて驚きです


潮の流れが早くなり始めます
僕、マツさん次に深場を狙うもダメ
ノブさん、なぜかさらに4匹追加 (しかも僕がさんざん叩いた後の場所で...)


マツさんなぜかタコを釣り




僕はガケを下った先でエギを2つ失いながらもやっと2匹
しかもまたもや手のひら大のミニサイズ

何とか釣ったぜ、と荷物置き場に戻るとノブさんがまた2匹追加したとか
あわててまた釣り場に戻る僕



いったい何が違うのかと観察しているも決め手を発見できず

そんなに遠投もしてない (しかも使用しているのは僕の貸したロッド)
シャクリも大きくなく、むしろピコピコとシャクる程度
エギも根がかりさせているようで使っているのは種類もカラーもバラバラ、
3号中心のようですがそれは僕も使ってます
なぜに??


マツさんとこれについて密談するもお互い理由は分からず


結局マツさんはこのあと2匹を釣り、僕は1匹ミニサイズをバラシただけで終了
この間ノブさんはさらに1匹釣ったらしく計12匹も

12匹 vs 2匹 vs 2匹+1タコ
釣果に大きく差が出てしまいました


ノブさんをかなり観察して、違いを見つけようと試みましたが理由分からず
最終的に行き着いたのは、その身長をいかしたピコピコと、釣り場に似つかわしくないオサレな靴が原因かと



釣り終了、足場が悪く風がきつかったですが、楽しく遊べました

しかしいつまでたってもイカのサイズが小さいまま
エギもかなり失い、ノブさんにいたっては1つ残して全て失ったようです
もういいかげんボートでの釣りを開拓しなくては


ノブさんのおだやかな人柄と驚きの集イカ力
マツさんの豊富な釣り経験と攻め続ける根気のよさ
どちらも心底釣り好きで、楽しんでもらえたのではないでしょうか
またご一緒できたらと思います


お二人にご連絡いただいた事と、
いつものように楽しませてくれたイカ君らに感謝です
お疲れ様でした


次の投稿は同じくブログから連絡をいただいている、まだ見ぬ東莞の釣友さんからの深センエギング釣果報告です!



..

国慶節-2 アローン・イン・ザ・ナイト



この日は朝5時過ぎ起きで大ナマズの釣行
12時間釣りをした後で港さんらと別れ宿に戻ったのは21時過ぎでした
横になったら寝てしまうなと、宿では2時間ほど座ってじっとしていると徐々に体力が回復

0時過ぎ、宿を出発、向かう先は前回51センチのシーバスを釣ったベイエリア
河川にしようか迷いましたが、こちらのほうが近いのと、万が一途中で倒れても床で寝られるなとの判断です

1時前到着、終電は終わり、もう朝まで帰れませんよ

水温25.5度、潮は満潮から大きく下げてきます、ベストタイミング
ただ、風がかなり強く、正面と右から交互に吹いてくるのがやっかいです
波もかなり高く打ち寄せ、前回かなりいたベイトフィッシュはまったく見つけられません


まずはキワ狙いから
風と波で壁のスキマに巻き込まれて苦戦
香港の港や波堤はどこもケーソン式ではなく空洞になっているため
ボヤボヤしてると波や潮流でスキマや柱に巻き込まれてルアーを失います


(それにしてもホームレスが多いな...)
ベンチや壁際にたくさん寝ています、香港は景気が悪いのでしょうか

休日中なので暗いところを求めてやってきたカップルも多いのです
とにかく釣りたい僕は、抱き合っているカップルの5メートル横でもルアーを投げてしまいます

最初はキワ狙いと柱よけでメチャ集中しているのですが
カップルの方向からチュー音と軽い粘膜音が聞こえ始めると集中がとぎれ始めます
やがてとぎれとぎれの恍惚な声が聞こえてくると
今どこをルアーが流れているかより、この二人が今どこまで進行中なのかのほうが気になってしまい、

「ガーッ!!、こんなところで出来るか!」

と移動


エビでぶっこみ釣りをしている夫婦を見つけたので聞いてみると、カサゴが2匹釣れたとのこと
奥さんは普通語も上手で話を聞いてみると、シーバスはまだほとんど出てないよとの話
ここ10日は旦那がリストラで仕事がないため毎日来ているとか
やっぱり景気は良くなさそうです



しばらくしてB-太MOGEにヒット
30センチほどのカマスです
黄色いヒレや尾、胴の色からするに、バラクーダ(オニカマス)ではなくアカカマスのようです
これは夫婦にプレゼント


開始から3時間ほどすると、目がショボショボして焦点が合いにくくなってきます
(さすがに24時間寝ないのはきついか...)

ルアーの夜釣りって、非常に単調です
明るい常夜灯などもあるとはいえ水上は闇、目で見える情報は少なく、ただただ巻くだけ
しかも1人黙々と続けなければなりません
釣友さんがたくさんいた昼間のナマズ釣りや前日のエギング(次回投稿)がいかに楽しかったか...




4mの高いところから手すりに乗りだしてB-太を引いていたところで再びヒット
20から25センチくらいの赤いヤツ、中山で何度も見たマングローブジャックです!
ところが4mを抜きあげる際、ふりこの勢いで魚が足元の壁にあたり、戻ってきません
横の突き出し堤へ回りこんで見てみると、下のスリットにルアーごと引っかかっています

(あちゃー、まずいな)

魚ゲットよりB-太を無事に回収したい
ネットを伸ばすも手すりが邪魔なうえ斜めにスリットがえぐれているため上から見えません
何度もロッドをゆすると、PEラインが摺れて切れたらしく、ルアーと魚は落下
若いマングローブジャックは僕のB-太を道連れに消えていきました

このルアーでカマスも釣っていただけにテンションは激下がり↓
同行者がいれば連携してネットで取れていたかもしれません、残念




結局朝までやってしまった

今回はボイルやベイトフィッシュも見る事なく、昼間の大ナマズ釣りとは対照的なさみしい釣行でした
カマスやマングローブジャックなども釣れる事がわかっただけでも収穫かもしれません


動き出した地下鉄に乗り帰路へ



途中、前に紹介したスクランブルエッグのモーニングセットで食事
モーニングの時間だと26香港ドルと更に安いです
※ブログ投稿の際に店名、住所を間違えておりましたので修正してます

シーバスは現れませんでしたが遊んでくれた魚たちに感謝です



注:釣行時は適度な休養をとるよう心がけましょう



次の投稿は、釣果に差のついた3人でのエギング釣行記です

.

国慶節釣行1 アフリカンクララへ挑戦



12時間

これだけの長い時間、釣りが飽きずにできる釣り場ってなかなかないと思います

いよいよ今回は僕を釣りにハメていただいた、スカッとしない釣り道中の港さん、へっちーさんとの初釣行です
狙うのはアフリカンクララという大ナマズです


5時半には起床するも宿の延長料金の支払いがあるためすぐに出られず
受付が起きるのを待って手続き、6時半ころ出発
現地到着は8時過ぎころでした

6時ころから現場でスタンバイした港さん、へっちーさんは
なんとすでにアフリカンクララをキャッチされているとかで
「朝の時合は過ぎちゃいました」との事
(この二人、どんだけ早く出てきているんだ。。)


水温24.6度、水質は疑う余地のない超マッディー
お二人からレクチャーを受け、さっそく開始
話している間にもどんどん水位が上がり、河の様子が変わります
こうなるとクララも散ってしまうため極端に難しくなるとかで
お二人とも違う魚を狙い始めています

なんでもターポンなども入ってくるとかで、場所移動しながら様々な魚種を狙います
トップにも何度か食いに来てくれますが、乗りません
広州の池で何度もみたテラピア君の食い方、これはオモシロい!



てっきり1カ所だけでねばると思っていましたので、
場所を変えたり、対象魚種が変わったりするのには驚きました
ターポン、クララ、クセノ、スカイゲーザー、テラピアとそれぞれにパターンがあり、
時合いや場所、潮位なども大きく影響するようです

それら全てを把握している港さん
よくぞここまでという恐ろしいほどの経験と観察力、そして釣力です
完全脱帽

さらにそれを知っていながらもトップしか投げないへっちーさん
他人が釣ろうが港さんが何を言おうがトップだけを貫きます
漢(おとこ)すぎます
こちらにも完全脱帽

午後から雨のち晴れ/釣り日記のキムケンさんも加わり、また違うポイントへ
でかい牛のフンをよけながら進んだポイントで
へっちーさんのアドバイスで尺テラピアを一匹
今までみたことのない真っ黒のテラピアで一瞬チヌかと思いました(笑)


お二人からは、
「魚影も濃い、魚もはねる、バイトも多いけど乗らない、食わない。悔しいからムキになってやってるといつの間にか日が暮れてる」
とうかがってましたがその通り
まるで魚たちが釣人をあきさせないように機嫌をとってくれているかのようです


いよいよの夕マズメ、クララの時合です
潮が引いて集結してくるクララを待ち受けます
ここでバイブさんが合流
キス釣りに行ってきた帰りだそうで、深センから出てきて離島まで釣りに行きそこから合流
普通ではできない芸当です
このかたも漢(おとこ)すぎます

遠くで「ゴブシュッ」という音が聞こえると歓声が
みるとへっちーさんが掛けています



取り込みはキムケンさんが担当、僕の持参したネットを使います
45cm枠のネットで90近い魚を取り込む、至難の業です

見事キャッチ




だいぶ潮が引いて水位も下がり、クララのモジリが見え始めます
僕も一匹見つけそこを集中
ところが顔先10センチのところにルアーを送り込んでも反応なし
そいつが出たり入ったりしているのでそれを追ってどんどん左へ移動

頭にくるのがヒゲでペンシルをチョンチョンとつついて後退したり、
尻尾ではたいたりと完全に遊ばれてしまっている事です
ヒゲでつつかれたときはクララが一瞬こっちを見て、「バカじゃね?」と笑ったように見えました

こうなるともうムキになって狙ってしまいます
あきらめて皆のところに戻ろうとすると顔を出してきて挑発され
ルアーを送ると遊ばれて潜られ、戻ろうとするとまた出てくる
こいつには30分以上バカにされ続けました

暗くなってきたころ、キムケンさんは「お好み焼きを作るので」と謎の言葉を残し先に撤収

その後バイブさんがなんとスプーンで90オーバーを捕獲
これは見事でした


結局僕はクララを釣る事は無く終了
もう完敗です
ルアーを完全に見切られてもて遊ばれました
そこにいるのに全く相手にされない、
残念でしたがクララのキャッチは次へのチャレンジとなりました


12時間、飽きる事無くきっちり楽しめました
とにかくバイトもボイルも多い、スレ掛かりもあればバラシもありました
これだけ楽しめる要素の多いポイントはそうそうないかと思います

今までほとんどが単独釣行で寂しい釣りが多かったのですが、
今回は深センを中心に釣りをするみなさんと釣りができ、いろんな事を学ばせていただきました
みなさん個性があって楽しいかたばかり、苦労しながら釣り場所や釣法を開拓するパイオニアたちです
ルアー、エギ、エサ釣りの情報も多く心底釣りを楽しんでいる雰囲気でした


今後みなさんと釣りをご一緒する機会も増えそうです
また楽しみが増えました


港さん
へっちーさん
キムケンさん
バイブさん
そして遊んでくれたアフリカンクララ、テラピア君らにも感謝です
次また近いうちにチャレンジします!


12時間の釣行を終え宿に帰ったのは21時過ぎでした
そのまま夜再び釣行に出るか迷う自分
朝5時過ぎ起きだったので、このまま釣行に行くと朝までやるでしょうから
24時間釣りをする事になってしまいます

30半ば過ぎたおっさんにそれはさすがに...
悩む事しばし

結論から言うと、行っちゃいました



.








プロフィール
HN:
アンディ(大陸改め)
性別:
男性
自己紹介:
中国広東省深セン市在住(16年までは広州市)
かつては相当な釣りキチ少年でした。小、中学生時は学校を終えるといつも川へ行き、図画の授業はいつも魚の絵ばかり。高校大学はバスやヘラブナに。ところが中国に来てからは釣りとは疎遠になっていました。そんな自分が釣りを再開。それも中国で。

可能な限りおかっぱりで釣りをする事にこだわってます。いつも遊んでくれる魚たちに感謝しつつ、日本とは違う魚や環境、中国の釣道具に一喜一憂しながらも楽しんでいます。
好きな魚種はシーバス、アオリイカです
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だいぶ涼しくなってきましたね、暑さは苦手なのでよい季節です
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